四道将軍編
▼四道将軍
『日本書紀』には第10代 崇神天皇の御世に北陸道に大彦命(おおひこのみこと)、西海道に彦五十狭芹彦命(ひこいさせりひこのみこと)亦の名を吉備津彦命(きびつひこのみこと)、東海道に武渟川別(たけぬなかわわけ)、丹波道に丹波道主命(たんばのみちぬしのみこと)を派遣し、まつろわぬ民を平定したとあります。彼らを総称して「四道将軍」と言います。
『日本書紀』と『古事記』の比較系図
▼父子鷹
若き日の大彦命と幼少の武渟川別。武渟川別の最初の剣の師はお父さんです。
ワカタケル編
▼ずっと友だち
ずっ友の談(かたり)。
なれ初め
▼羽飾り
阿倍大長に懐いて遊びに来ている大泊瀬王子
大長の首飾りの羽はなぜかほんのり光っていて、それに呼応するように大泊瀬王子の額の兆しも光ります。大泊瀬王子と阿倍大籠の妹・橋媛(創作)は兆しの光が見えませんが大長は見えています。
▼掬いの手
ハタビちゃんは妃になる前なんやかんやあって危ないところを東漢掬(やまとのあやのつか)に助けてもらいました。以来、掬のことをとても信頼して目を掛けています。
▼志紀の白犬
大長谷大王は河内国志紀で住民にイチャモンをつけてゲットした白い犬を若日下王女(ハタビちゃん)へプレゼントました。しかし何故かワカタケルに懐いています。※詳細は「
歌謡『古事記』下巻より」参照。
▼氷室
古代の夏の氷は貴重。暑くても夏は始まったばかり。氷室の解禁はもう少し辛抱しようと思っていたのに栖軽(スガル)が早速、無断で開けていました。
▼みんなでスケート
白髪王子と小子部(ちいさこべ)の子供たちをスケートに連れていってあげる栖軽(スガル)。みんな栖軽が大好き。
▼白髪王子と龍
「ぼくはとても小さいけれど ぼくの経験を食べた龍は こんなに大きくなったんだ」
2011年秋にブータンのワンチュク国王が来日された時の「龍は経験を食べて大きくなる」というお話をイメージして2012年の辰年のお正月絵で描きました。
龍は高松塚古墳壁画の青龍を見て描きました。
▼おまけ
お父さんの龍はもっと大きかった!
▼手塚治虫さん風
無謀にも手塚治虫さん風に隠国キャラを描いてみました。向かって左から 小子部栖軽 / 身狭青 / ヲワケ臣 / 東漢掬 / 白髪王子(清寧天皇) / ワカタケル大王(雄略天皇) / 甲斐の黒駒 / 志紀の白犬 / 春日大娘王女 / 草香幡梭姫大后 / 小常児 / 葛城円 / 大伴談 / 大伴室屋 です。
▼おでかけ
お忍びで市に出かけた一行ですが、みんなフリーダムすぎてワカタケルは呆れ気味。こっそり伊藤くんもいます。
▼養蚕奨励
赤ちゃん蚕の為に桑の葉を細かく刻むハタビちゃんです。『日本書紀』巻第14-雄略天皇六年三月七日に天皇は后妃に桑の葉を摘み取らせて養蚕を勧められようとした記事があります。
▼巨大マカロン
「
角力(すもう)」の翌日、掬(つか)が巨大マカロンを小子部に持ってきてくれました。こども達は大喜び。
▼洋装の大后
洋装のハタビちゃんとSPより強そうな臣下の東漢掬と大伴談
▼タケの子
タケノコを収穫して上機嫌な春日大郎女です。ちなみに春日大郎女とタケノコには「タケノコ」→「タケの子」→「タケルの子」→「春日大郎女」とか、「たけのこ」=「若竹」→「ワカタケ」→「ワカタケル」みたいなシャレも意図してみたり。
▼白虎の抱き枕
大王代々のお気に入り白虎型抱き枕。白い犬・白い虎・白い髪・・・白いアイテムがいっぱいです。
奈良時代編
▼いらすとや風フッくん
“いらすとや”に藤原不比等が無かったのでそれっぽいのを作ってみました。
台詞の「いい空だ」の元ネタは
こちらの動画です。動画の不比等はイケメン・イケボですが若干キャラデザが被っているような気もします(笑) 但し、フッくんの声は江守徹さんしか認めない!(異論は認める)
▼かき氷
今に伝わる正倉院御物「白瑠璃碗」を器にかき氷で涼をとる不比等と長屋王。
▼口出し
『万葉集』編纂中に居眠りの大伴家持
夢か現かご先祖様の口出しにより雄略天皇の歌が『万葉集』の冒頭を飾ることとなりました。
▼シルクロードの空気
「
平城宮役人にペルシャ人 木簡に名前、国際性示す史料に」日本経済新聞 2016年10月5日
ペルシャ人と聞いて、どのような風貌かピンとこなかったので猫でイメージ。
昔から奈良公園周辺はホコリっぽい感じがしていました。それは観光客が巻き上げる砂ぼこりや土ぼこりのせいだろうと思っていましたが、もしかしたらあれがシルクロードの空気なのかもしれないと思うとホコリっぽさも許せるような気がします。
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