▼伊弉諾尊 伊弉冉尊
天と地が初めて開けた時、国土はクラゲのように漂って不安定な状態でした。五柱の天つ神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)に「天の沼矛」を授け、国土を固めて完成するように言われました。二人が天の浮橋に立ち、沼矛を指し下ろして国土をコロコロとかき回し、沼矛を引き上げると矛の先からしたたり落ちる滴が積み重り「オノゴロ島」が出来たといいます。
※「弉」「冉」はパソコンでは正しい字が出なかったので似た字で代用しました。
▼天照大神
三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」を持つ天照大神(あまてらすおおみかみ)です。
▼月読尊
三種の神器の一つ「八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)」を身に着けた月読尊(つくよみのみこと)です。性別がはっきり書いていないので女の子にしました。
▼素戔嗚尊
三種の神器の一つ「草薙剣」を持つ素戔嗚尊(すさのおのみこと)です。右手の剣は八岐大蛇を退治した「十握剣(とつかのつるぎ)」またの名を「天羽々斬剣(あめのはばきりのつるぎ)」です。角髪(みづら)に挿している櫛は奇稲田姫(くしなだひめ)です。背景は「八雲立つ出雲」のイメージで沸き上がる雲とその隙間から見える斐伊川(ひいかわ)を描きました。
▼大国主神
大国主神(おおくにぬしのかみ)には大穴牟遲神(おおあなむぢのかみ)、葦原色許男神(あしはらしこおのかみ)、八千矛神(やちほこのかみ)、宇都志國玉神(うつしくにたまのかみ)の合わせて5つの名前があります(『日本書紀』では7つ)。高天原の天つ神から天皇への系統を語る史書において国つ神・大国主と出雲の物語の存在はなんとも不思議で興味深いものです。
▼瓊瓊杵尊
三種の神器の一つ「草薙剣」を持つ瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)です。天孫降臨のイメージで背景は高千穂峰です。
▼彦火火出見尊
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)は山幸彦とも呼ばれます。持っているのは舅の綿津見神(わたつみのかみ)からもらった潮乾珠(しおふるたま)です。
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